思い出のレシピ① グーラッシュ

結婚後すぐに生活することになったベルリンで、フンボルト大学の日本語学科の女の子と語学パートナーになってドイツ語を学んだのは、もうかれこれ20年前のこと。。。
今ではもうすっかりドイツ語は忘れてしまったけれど不思議なことにその時に食べた味は忘れていないのです~。

そんな味の記憶を再現したレシピを、思い出のレシピとして時々綴っていけたらなぁ~と思っています。←いつまで続くか分かりませんが・・・><

ということで、第一回は、前回のクリスマスレッスンでご紹介したスープ「グーラッシュ」☆



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ある日、大学の冬休みに帰郷していた彼女の家に招待され、ベルリンから2時間程電車に揺られ彼女の実家のある旧東側のちいさな町に降り立ちました。
まだアチラコチラに社会主義国の名残が感じられるその町には、ベルリンの壁崩壊から間もないこともあり、ボディの材料の一部がダンボール紙だという「トラバント」という車が走っていました。
西側のクリスマスムードに賑わうベルリンから来た私には、まるで戦前のヨーロッパにタイムスリップしたようなこの町は、とても新鮮に映ったものでした。

凍てつく寒さの中やっと辿り着いた彼女の家で、彼女のお母さんが作ってくれた「グーラッシュ」というスープ。
日本でいう味噌汁のような存在だという牛肉の塊と野菜をクタクタに煮込んだ東欧のこのスープは、中にパプリカパウダーやクミン、フェンネルシードなどがはいっていて、冷えたカラダに染みわたり、なんて美味しいスープなんだろう。。。と、感動ものでした。
他にも心のこもったお料理を色々作ってくれたのだけど、鮮明に覚えているのはこの「グーラッシュ」のスープと、年季の入った可愛いお皿やカップ、キッチンの鍋やレードルなど。

今でもこのスープを飲むと、マヌエラのお母さんのカワイイ台所と旧東時代は20年待ちだったというポンコツ車のトラバントを思い出すのでした。


グーラッシュrecipe



by herb314 | 2017-01-10 21:22 | 料理 | Comments(0)

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